■風しん抗体検査と風しんの第5期の定期予防接種の実施について
風しんとは風しんウイルスが感染者の飛沫(だ液のしぶき)によって他人にうつる、感染力の強い感染症です。潜伏期間は2~3週間で、症状は発疹、発熱、リンパ節の腫れがあります。大人になって風しんに感染すると、無症状から軽症のことが多いですが、まれに重篤な合併症を併発することがあります。また妊娠早期の妊婦が風しんに感染すると、出生児が先天性風しん症候群(眼や耳、心臓に病気や障害をもって生まれる症状)になる可能性があります。
一昨年の夏頃からは、特に関東地方で風しんが流行しており、流行の中心は子どもの頃に風しんの予防接種の機会がなかった人で、風しんの抗体がないと考えられる現在30~50歳代の男性です。
今までに風しんにかかる公的な予防接種を受ける機会がなく、また、風しん抗体保有率の低い世代の男性を対象に風しんの抗体検査と風しんの第5期予防接種を無料で実施しています。
対象者 |
【風しん抗体検査対象者】
抗体検査を受ける時点で、岩美町に住民登録がある昭和37(1962)年4月2日から昭和54(1979)年4月1日生まれの男性
【風しん予防接種対象者】
予防接種を受ける時点で、岩美町に住民登録がある昭和37(1962)年4月2日から昭和54(1979)年4月1日生まれの男性で、かつ、抗体検査の結果、十分な量の風しんの抗体のないことが判明したかた
※抗体検査方法と基準値
・HI法 8倍以下
・EIA法 6.0未満(EIA価)、15未満(国際単位(IU)/ml)
※転出後は岩美町のクーポンは使用できません。転出先の市町村にお問い合わせください。 |
実施期間 |
令和7年3月31日までの3年間(3年間延長しました)
(接種期間を過ぎての接種は全額自己負担)
|
検査費用 |
原則無料
|
実施場所 |
実施医療機関
|
抗体検査
予防接種
流れ
|
1. 実施医療機関へ予約をします。
2. 実施医療機関で風しんの抗体検査を受けます。
3. 数日後に抗体検査の結果を受け取ります。
4. 風しんの抗体検査の結果、十分な抗体がない場合、予防接種を受けます。(抗体がある場合は、予防接種は不要です。)
※抗体検査について・・町の集団健診会場でも、特定健診を受診さ
れる方は、抗体検査を受けることが出来ますので、風しんのクーポ
ン券をご持参ください。
|
抗体検査・予防接種を受けるときの持ち物 |
1. クーポン券
2. 本人確認書類(免許証など住民登録の市町村がわかるもの)
3. 予防接種時には、風しんの抗体検査の結果(十分な抗体価がないことがわかるもの)
|
風しんの予防接種 |
麻しん風しん混合ワクチンを1回接種します。このワクチンを接種後次に異なる種類のワクチン(インフルエンザなど)を接種するとき場合、27日以上の間隔をあける必要があります。新型コロナワクチン接種をする前後2週間は他のワクチンを接種できませんので、接種間隔にご注意ください。当日、37.5度以上の発熱がある場合は接種できません。
|
|