子宮頸がん予防ワクチンの効果と副反応
子宮頸がん予防ワクチンは、10歳以上の女性に接種することができるワクチンです。
このワクチンの接種によって、子宮頸がんから多く見つかる発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)16型、18型の感染による子宮頸がんをほぼ100パーセント予防することが期待されます。ただし、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)は全部で15種類ほどあり、すべての型に対応している訳ではありませんので、20歳を過ぎたら「子宮頸がん検診」を毎年受診することが必要です。
子宮頸がん予防ワクチンの国内臨床試験でみられた副反応は、注射部位の症状(痛み、赤み、腫れなど)、全身性の症状(疲労、頭痛、胃腸症状、発熱、発疹)などです。
ただし、非常にまれですが、次のような副反応が報告されています。
1. ショック、アナフィラキシー様反応(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)
2. 失神やフラフラ感、冷や汗、血圧低下、悪寒など
このような症状が認められたり、疑われた場合は、すぐに医師に申し出てください。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン~(厚生労働省サイト)