2024年9月30日

  ~~~ 感震ブレーカーとは? ~~~  

 地震発生時において、住宅火災は同時多発的に発生し、また、道路上への障害物の散乱などの影響により消火対応が遅れることによる延焼火災被害の拡大が想定されます。

 阪神・淡路大震災や東日本大震災で発生した火災のうち、原因が特定されたものの5~6割は電気器具や電気配線などの電気関係によるものとされており、能登半島地震における輪島市の大規模火災についても、電気関係の出火による可能性があります。

 (資料出展元:内閣府政策統括官(防災担当)、消防庁 予防課、経済産業省産業保安グループ 電力安全課)

 電気による出火を防ぐためには、避難時にブレーカーを遮断することなどが効果的ですが、地震発生時にとっさにそのような行動がとれるとは限りません。そこで、一定規模以上の揺れを感知すると、ブレーカーを自動的に落として電気の供給を遮断し、電気火災を防ぐ感震ブレーカーを設置することで、出火を防止し、他の住宅等への延焼を防ぐことで、火災による被害を大きく軽減することが期待できます。

 このような電気火災を防ぐための感震ブレーカーを設置する方に対して

                         補助制度を実施しています。

 

 【補助対象者】

 (1)町内に住宅を所有し、かつ、当該住宅の住所に住民登録を有するもの

 (2)町内に定住することを目的として住宅を新築しようとするもの

【補助率及び補助額上限等】

  補 助 率:2/3  

  補助上限額:(1)電気工事を要するもの               40,000円

           ※うち住宅を新築する場合(装置購入費のみを対象) 20,000円

        (2)電気工事が不要なもの               14,000円

  ※住宅1棟あたり1個までを対象とします。

【交付要綱及び申請様式】

  岩美町感震ブレーカー設置補助金交付要綱

  ・交付申請書 ・申請書様式

【参考資料及び参考リンク】

(一社)日本配線システム工業会「性能評価ガイドライン対応製品」

(一財)日本消防設備安全センター「消防防災製品等の推奨」