網代港の沖合底びき船「祥鳳丸」は、国の「もうかる漁業創設支援事業」を活用して、平成27年7月から建造が開始され、平成28年7月21日に竣工式を迎えました。
「祥鳳丸」は漁獲物の高鮮度保持や魚体選別機等の導入とともに、省エネ型で資源管理にも配慮された最新の設備が搭載されており、本年9月から実証試験が開始されます。「祥鳳丸」の大漁と安全操業をお祈りします。
船名 |
祥鳳丸 |
漁業種類 |
沖合底曳網漁業 |
トン数 |
119トン |
出力 |
736kw |
特徴 |
省エネ船型、大口径プロペラ、エンジン小型化
自動曵網装置、スラリーアイス機器、滅菌海水装置
魚体選別機及び選別台、揚網機の増設、放流シュート |
9月1日の沖合底びき網漁業の解禁に合わせ、8月31日に網代新港で出港激励会が開催されました。当日は乗組員の家族をはじめ、地域住民や関係者など多くの方が参加して、操業の安全と豊漁を祈願するとともに、岩美西小学校児童による鼓笛や和太鼓の演奏などで激励をしました。
(花束贈呈)
(鼓笛隊演奏)

(出港準備)
岩美町水産振興対策協議会の主催で、8月25日に「墨なし白イカ」の講習会を開催しました。
「墨なし白イカ」は、鳥取県産魚PR推進協議会がブランド化を決定しており、墨袋を取り除くことによって鮮度が落ちるのを防ぎ、販路拡大と価格向上を目指した取り組みです。
当日は、講師に鳥取県水産試験場の 太田 武行 主任研究員をお招きし、町内の漁業関係者約50人が技術を習得しました。

(太田主任研究員の説明)

(講習会の様子その1)

(講習会の様子その2)
平成28年ズワイガニ(松葉がに)漁解禁
11月6日、松葉がに漁が解禁となり、11月7日(月曜日)に網代漁港で初せりが行われました。初日の水揚げ量は、昨年と比べてやや少なめですが、平均単価は昨年を上回ったとのことです。今後の安全操業と豊漁を祈願します。

(網代漁港での初せりの様子)

(網代漁港での初せりの様子)

(網代漁港に水揚げされた五輝星(いつきぼし))
五輝星は鳥取県産松葉がにのトップブランドで、5つの基準を満たした最上位の松葉がにです。
平成28年度ズワイガニの漁期
|
平成28年度漁期 |
松葉がに |
11月6日 ~ 3月20日 |
親がに |
11月6日 ~ 12月31日 |
若松葉がに |
1月20日 ~ 2月28日 |
JR西日本陸上養殖施設開業セレモニー
JR西日本は、鳥取県と岩美町の支援を受けて、網代港新港内に地下海水を利用した陸上養殖施設を整備し、地域ブランドとしての高付加価値マサバ「お嬢サバ」の養殖をはじめます。その開業を記念して6月7日にセレモニーが開催されました。なお、「お嬢サバ」の初出荷は来年の3月頃の予定です。

テープカット

稚魚入れ式