海域公園/かいいきこうえん

鴨ヶ磯(かもがいそ)から城原海岸の菜種島(なたねじま)にかけての9.8ヘクタールの海域は、リアス式海岸に特有の複雑な海中景観が素晴らしく、透明度は25メートル。魚介類や海藻類も豊富で学術的にも貴重なため、国立公園の中の海域公園地区に指定されています。

亜熱帯魚にも出会えます

対馬海流に沿って北上してきた珍しい亜熱帯魚なども見られ、シュノーケルなどで海中散歩を楽しむ、絶好のスポットです。

鴨ヶ磯(かもがいそ)の話

砂浜は、石英、長石からなり、天気のいい日にはキラキラと輝いてみえ、箱庭のような景観です。
湾内には、藤村が命名したと伝えられる酒宴洞門や太郎兵衛島、夫婦岩、蛙島など伝説にちなんだ島々が散在し、独特の景観を作り出しています。
ハマゴウやハマヒルガオの繁る砂浜で波音に耳を傾けていると、あたかも時が止まったかのような錯覚に襲われます。

海の色の見事なグラデーションが魅力。遊覧船が浜近くまで入ってきます。遊歩道を下って砂浜まで歩くと、展望所とはまた違う景色を楽しむことができます。

城原海岸・菜種五島

奇岩、断崖、洞門、清らかな渚など数々の鮮やかな景観の続く自然歩道の中でも、ひときわ目を惹きつけるのが城原海岸の夢のような美しさ。どこまでも透きとおった穏やかな海に菜種五島の気品に満ちた姿が浮かんでいます。春には野生の菜の花が輝くように島を飾ることからこの名がありますが、それでなくとも四季折々にここを訪れる人は、ミューズに愛されることの幸せを、深く心に刻み込むでしょう。