山陰海岸ジオパーク

山陰海岸ジオパーク / 浦富海岸エリア/ ジオパーク体験拠点施設

リアス式海岸や砂丘をはじめとする多彩な海岸地形

山陰海岸ジオパーク/さんいんかいがんジオパーク

山陰海岸ジオパークは、山陰海岸国立公園を中心として、東は京都府京丹後市の経ケ岬から、西は鳥取市の青谷海岸までの東西120キロ、南北最大30キロの工リアです。
山陰海岸ジオパークでは、日本列島がアジア大陸の一部だった時代から今日に至るまでの経過を確認できる貴重な地形・地質遺産を多く確認することができます。
また、このような多彩な自然を背景にした人々の文化・歴史との関係も学ぶことができます。

山陰海岸ジオパークエリア

 

ジオパークってなんですか?

「ジオ」は地球・大地、「パーク」は公園という意味です。
地質学的に重要な地層・岩石・火山などの「ジオ(地球)」に親しみ、ジオを学び、ジオツーリズムを楽しむことのできる、美しい地質遺産を複数含んだ自然公園がジオパークです。
ジオパークは、2004年に設立されたユネスコが支援する世界的な自然公園の制度で、現在ヨーロッパや中国を中心として、32ヵ国111地域が加盟しています。(平成26年9月現在)

世界遺産とはどう違うのですか?

「世界遺産」は文化遺産や自然遺産の保護を主な目的としています。一方「ジオパーク」は、地層や岩石等の自然保護も重要な目的ですが、それよりもそれらを地球科学の研究や教育に活用するとともに、新たな観光資源として地域の活性化に役立たせることが主な目的となります。

浦富海岸エリア/うらどめかいがんエリア

「浦富海岸」とは、東は陸上岬(くがみみさき)から西は駟馳山(しちやま)までの東西約15キロの岩美町の海岸部全体のことを指します。
一方、ジオパークとしての「浦富海岸エリア」は、海岸部のほかにも、岩井温泉やカキツバタ群落、旧岩美鉱山なども含まれており、岩美町はまさに、まち全体がジオパークとなっています。

浦富海岸の地形

浦富海岸に見られる海食地形は、この海岸部に広く分布する花崗岩(かこうがん)が他の岩石よりも硬い岩石であることや、規則正しい節理(割れ目)を持つこと、日本海特有の厳しい冬の気象条件が相まって形成されています。

観音浦

見どころ

岩井温泉
周辺の地質は、花崗岩、石英閃緑岩(せきえいせんりょくがん)、岩井火砕岩層などから構成され、この岩井火砕岩層を熱源として、断層や割れ目に沿って温泉が上昇していると考えられています。

牧谷のカキツバタ群落
岩美町牧谷の又助池(またすけいけ)は、砂丘の後背地に形成される潟湖(がたこ)(=ラグーン)です。5月中旬ごろには美しいカキツバタの花が咲き誇ります。

旧岩美鉱山
鳥取層群の流紋岩に発達した熱水鉱脈鉱床で、黄銅鉱・黄鉄鉱を主体とした鉱山です。その歴史は1300年におよび、日本海形成に伴う金属鉱床の形成、その後の金属資源開発の歴史、廃坑後の環境問題・地震災害などについて学ぶことができます。

横尾棚田(扇ノ山エリア)
岩美町洗井の横尾棚田(よこおたなだ)は、地すべりによってできた緩斜面を利用して棚田がつくられています。このような土地利用を通して、地質が暮らしに与える影響を知ることができます。

ジオパーク拠点施設/ジオパーク拠点施設

山陰海岸ジオパークを学び、浦富海岸を体験する。ジオパークを体いっぱいに楽しむことのできる施設を紹介します。

渚交流館/なぎさこうりゅうかん

浦富海岸の自然体験施設です。
シーカヤック、シュノーケルなどの体験受付、ダイビングや遊歩道でのジオガイドなどの紹介を行っています。

岩美町立 渚交流館/電話 0857-73-0118
ホームページ
(休館日) 月曜、12月29日〜1月3日
 ※月曜が祝日の場合は翌日振替
 ※7月20日〜8月31日の期間は無休

山陰海岸学習館/さんいんかいがんがくしゅうかん

山陰海岸の地形・地質をはじめ、そこに暮らす生物について楽しく学ぶことのできる施設です。【入館無料】

鳥取県立博物館附属 山陰海岸学習館
/電話 0857-73-1445/ホームページ
(休館日) 月曜、12月29日〜1月3日
 ※月曜が祝日の場合は翌日振替
 ※7月20日〜8月31日の期間は無休