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令和8年 年頭のごあいさつ
岩美町長 長戸 清
あけましておめでとうございます。
令和8年の輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年11月30日に行われました岩美町長選挙におきましては、無投票ではございましたが、2期目の岩美町政のかじ取りを担わせていただくこととなりました。改めてその責任の重さを感じているところであります。これまで培ってきた経験と知識をもとに町民の皆さまとの協働で、岩美町に住んで良かった・住み続けたいと思っていただける「まちづくり」に全力で取り組む所存でございます。
1期目の4年間は、「子どもからお年寄りまで全ての人が繋がり、子どもたちが夢を語り、町民の皆さまが笑顔で暮らせるまちづくり」を目指し、「安全・安心のまちづくり」、「少子高齢社会に対応したまちづくり」、「明日の子どもたちの笑顔のためのまちづくり」、「産業の振興」の4つの施策を掲げ、町政の進展に取り組んでまいりました。
しかしながら、依然として少子高齢化と人口減少に歯止めがかからず、特に出生数は、20年前の100人から50人に半減し、2期目の4年以内には人口が1万人を下回ることが予測されます。
私の2期目の使命は、子どもと元気な高齢者を増やし、活力ある岩美町を次の世代に繋ぐことであると考えております。
その実現に向け、「子育てのまちづくり」、「暮らしやすいまちづくり」、「ひと(若者)が集うまちづくり」の3つの施策目標で町政の進展を図ってまいります。
「子育てのまちづくり」について
現在、整備を進めております児童センター(仮称)は、本年夏の完成を予定しております。子育て支援の拠点として、子育て世帯が誰でも利用できる相談窓口の設置や、雨天時に子どもたちが屋内で遊べる環境を整備します。
また、未来を担う子どもたちが、将来、幅広い分野で活躍できるよう外国語指導助手(ALT)の増員や海外語学研修を実施するなど英語教育の充実に取り組みます。
誰一人取り残されない学びの保障としましては、学校に通うことが困難な児童・生徒への支援として、くすのき教室の体制強化やフリースクール利用助成の充実、小学校支援員の増員に取り組みます。
多くの子育て世帯の方が岩美町で子どもを産み・育てたいと思っていただけるよう、引き続き子育て支援の充実に取り組みます。
「暮らしやすいまちづくり」について
町民の皆さまの命と健康を守り、安心して暮らせるよう岩美病院の診療体制の充実と院外処方への円滑な移行を進めるとともに、これまで実施してきました各種健診(検診)やコロナワクチン等接種費用の助成を引き続き行います。
また、高齢になっても生きがいを持って元気に暮らせるよう、eスポーツや健康マージャンの普及を進めるとともに、災害時の共助や孤独・孤立の解消などに向け、地域の皆さまがそれぞれの役割を持った「みんなで支えあうまちづくり」に取り組み、地域共生社会の実現を目指します。
災害対応の強化につきましては、避難所となる小学校体育館の空調設備の整備を検討するとともに、自助による防災対策の支援として、災害時の家庭用持ち出し品への助成やLINEを活用した防災情報の迅速な伝達に努めます。
集落の維持・活性化の取組としましては、住民同士での話し合いを進めながら集落の課題解決や地域の活性化を進める「集落支援員」を、要望を伺いながら配置するとともに、世帯数の減少や高齢化が進む集落に対しては、規模に応じて段階的に補助金を増額する仕組みなどを検討します。
「ひと(若者)が集うまちづくり」について
本町の転入転出による社会増減は、令和5年度に2名減にとどまるなど、改善の兆しも見られましたが、依然として多くの若い方が転出されております。
住み続けていただく、また、岩美町に帰ってきていただくため住宅の新築・改築や中古住宅の購入等に対する助成を継続するとともに、建築から相当の年数が経過した町営住宅の建て替えによる住環境の整備を進め、社会減及び増加する空き家の抑制に努めます。
若者の定住とともに、町内企業や産業の担い手となっていただくため、町内企業へ就職される方などの奨学金の実質無償化や雇用支援金を充実させるとともに、新たに事業を開始される方や地域おこし協力隊による起業・継業を引き続き支援します。また、日本体育大学や鳥取大学、鳥取環境大学などの高等教育機関や民間企業と連携し、地域に関わる人材の育成に取り組みます。
観光客など交流人口、関係人口の拡大、創出としましては、アニメイベントの開催や「ふるさと納税」の充実によるファンの増加とともに、商工会が中心となって進める「岩美駅の賑わい創出」に向けた協議や浦富海岸・岩井温泉などジオパークを活用した観光振興に関係団体・事業者と連携して取り組み、本町の魅力発信に努めます。
また、観光面においても多くの方が利用する町道陸上中央線の改良につきましては、通行の早期再開に向けて鳥取県など関係機関の協力を得ながら事業の進捗を図ります。
厳しい財政状況が続き、地域の力もだんだんと弱くなっていくことが想定される中、本町も人口規模に見合った「まちづくり」を進めていく必要があると考えております。
「何を残し、何を縮小していくのか」施策の取捨選択が求められますが、町民の皆さまとの協働で、先人も愛した美しい郷土を守りながら、自立(自律)したまちづくりを進めたいと考えます。
結びにあたり、町民の皆さまのご多幸とご健康をお祈り申し上げて、年頭にあたってのご挨拶とさせていただきます。
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