岩美町の紹介

岩美町は、鳥取県の最東北端に位置し、東は兵庫県に、西は鳥取市福部町、南は鳥取市国府町に接し、北は日本海に面しています。

町の中央を、蒲生川が、「氷ノ山後山那岐山国定公園」に指定されている扇ノ山山麓から15キロメートルにわたって貫流し、日本海に注いでいます。川の周辺に農地、集落などが形成されていますが、全体的には山林が多く、北に面して地勢が傾斜しています。


昭和29年に9町村が合併し、現在は総面積122.4平方キロメートル、人口約11,000人の町です。


日本海に面する東西およそ15キロメートルのリアス式海岸を総称して『浦富海岸』と呼んでおり、「山陰海岸国立公園」に指定されています。また、世界ジオパークネットワークに加盟した「山陰海岸ジオパーク」の一部でもあります。
永年、日本海の荒波と風雪によって浸食された断崖絶壁、洞門、洞窟、奇岩の中に、白砂青松の渚が点在しています。
海域公園に指定されている海は、透明度が高く、暖流に乗ってきた亜熱帯魚も見られ、海水浴と併せてシュノーケルやシーカヤックなどのマリンスポーツが盛んです。

奇習“湯かむり”で有名な岩井温泉は、蒲生川沿いに古くから開けた温泉であり、優れた温泉の証明である「国民保養温泉地」に指定されているとともに、こちらもまた、山陰海岸ジオパークの一部となります。

このように岩美町は、『海と山と温泉』の豊かな自然に恵まれた町です。

 町の歴史をみる

町の木

(昭和49年6月制定)

町内全域にわたり分布する松は、特に海岸部においては、白砂の浜と常緑の松が点在する島々に生える姿が「白砂青松の磯」として山陰海岸国立公園屈指の景勝地となっています。
また、防風林、経済林、庭園木、盆栽など古くから町民に親しまれており、合併20周年を記念して制定されました。松

町の花かきつばた

(平成16年10月制定)

町の花 かきつばた町内に2か所の群生地があり、唐川湿原のかきつばた群落は国の天然記念物に指定されており、牧谷の群落は県自然環境保全地域の指定を受けています。
花言葉「幸運は必ずくる」の言葉のとおり、5月中旬から6月初旬にかけて咲き誇る濃い紫色の花は、見る人に幸運をもたらすかのようです。
平成16年10月に岩美町制施行50周年を記念して制定されました。

町の海産物松葉がに

(平成16年10月制定)

町の海産物 松葉がに岩美町は冬の味覚の王者である松葉がにの漁獲量日本一を誇る町です。立冬の頃に行われる松葉がにの初セリは山陰に冬の訪れを知らせる風物詩としてよく知られています。この時期になると町内の民宿や旅館には甘く上品な味わいを求めて、県内外から多くの人が訪れます。
11月の第4土曜日は鳥取県「松葉がにの日」に指定されています。
平成16年10月に岩美町制施行50周年を記念して制定されました。

町章

(昭和32年12月制定)

町章ひらがなの『いわみ』を図案化したもので、町の円満な発展と、町民の和(輪)を表します。

町民憲章

(昭和44年7月制定)

美しい郷土を愛し 楽しい家庭をつくり 青少年をすこやかに育て 高齢者を大切にし 体力づくりにいそしんで とわに伸び行く岩美町を築こう