○岩美町違法駐車の防止に関する条例
平成6年9月30日
条例第23号
(目的)
第1条 この条例は、町民の日常生活に重大な支障を及ぼすおそれがある違法駐車等を防止することにより、道路が公共の施設として広く一般交通の用に供されることを確保し、もって町民の安全で快適な生活環境の保持に資することを目的とする。
(1) 自動車 道路交通法(昭和35年法律第105号。以下「法」という。)第2条第1項第9号に規定する自動車をいう。
(町長の責務)
第3条 町長は、違法駐車等の防止に関して広く町民、事業者その他の関係者の協力を求めるため、広報に関する施策その他必要な施策を策定し、及び実施しなければならない。
(町民の責務)
第4条 町民は、違法駐車等の防止に努めるとともに、町長の実施する違法駐車等の防止に関する施策に協力しなければならない。
(事業者の責務)
第5条 事業者は、その事業に関し違法駐車等を防止をするため、その使用する自動車及び事業所を訪問する者の使用する自動車のため必要な駐車施設を確保するとともに、町長の実施する違法駐車等の防止に関する施策に協力しなければならない。
(違法駐車等防止重点路線)
第6条 町長は、違法駐車等が著しく多いため町民の日常生活又は一般交通に重大な支障を生じさせていると認められる路線であって、緊急に次条第1項に規定する措置をとる必要があると認める路線を、違法駐車等防止重点路線(以下「重点路線」という。)として指定することができる。
2 町長は、重点路線における違法駐車等が減少したため当該重点路線の指定を存続させる必要がなくなったと認めるときは、重点路線の指定を解除することができる。
3 町長は、重点路線を指定し、又は指定の解除をしようとするときは、当該路線沿道の住民の意見を聴き、及び当該路線を管轄する警察署長その他の関係行政機関と協議するものとする。
4 町長は、重点路線を指定し、又は指定の解除をしたときは、その旨を告示しなければならない。
(重点路線における措置)
第7条 町長は、重点路線を指定したときは、当該路線について、次に掲げる措置をとるものとする。
(1) 当該路線において違法駐車等をしようとする者又は現にしている者に対する違法駐車等をしないことについての助言及び啓発活動
(2) 当該路線又はその周辺路線における駐車施設の設置状況及び当該駐車施設の位置等に関する広報又は表示施設の設置
(3) 前2号に掲げるもののほか、当該路線における違法駐車等を防止するため必要と認める措置
2 町長は、前項各号の措置をとろうとする場合には、当該重点路線を管轄する警察署長その他の関係行政機関と協議するものとする。
(関係行政機関に対する協力要請)
第8条 町長は、重点路線を指定したときは、関係行政機関に対し、当該路線においては違法駐車等を防止するための施設の設置、違法駐車等の取締りその他違法駐車等を防止するため必要な施策を他の路線に優先して講ずることを要請することができる。
(公共的団体等に対する助成)
第9条 町長は、町の区域において違法駐車等の防止のために活動することを目的とする公私の団体に対し、予算の範囲内において助成その他の援助を行うことができる。
(委任)
第10条 この条例の施行について必要な事項は、町長が別に定める。
附則
この条例は、公布の日から施行する。
附則(平成22年3月23日条例第5号)
この条例中第1条の規定は公布の日から、第2条の規定は平成22年4月19日から施行する。