インフルエンザ菌b型(ヒブ)の病気の説明とワクチン

このワクチンを接種することにより、インフルエンザ菌b型(ヒブ)の感染によって引き起こされる重い感染症(細菌性髄膜炎、肺炎、喉頭蓋炎、敗血症など)を予防することが期待されます。

※なお、ヒブは冬に流行するインフルエンザの原因であるインフルエンザウイルスとは全く別のものです。

副反応について
 健康な子どもや大人では、副反応はほとんど認められませんが、時に発熱、発疹が見られ、まれに局所の発赤、腫脹(はれ)、硬結(しこり)が見られます。
 重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(1)、急性血小板減少性紫斑病等(2)があります。
 (1)接種後30分以内に出現する呼吸困難やじんましんなどをともなう重いアレルギー反応のこと
 (2)血液中の血小板数が減少し、出血が止まりにくくなり、さらに減少すると紫斑が現れる

予防接種を受けたあとの注意事項について
 予防接種を受けたあと30分間は、接種医療機関でお子さまの様子を観察するか、先生とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応はこの間におこることがあります。
 接種後、24時間は副反応の出現に注意しましょう。
 入浴は差し支えありませんが、わざと注射した部位をこすることはやめましょう。
 接種当日はいつも通りの生活で差し支えありませんが、はげしい運動はさけましょう。