水痘予防接種・病気の説明とワクチン
 水痘とは、いわゆる「水ぼうそう」のことで、水痘帯状 疱 疹 ウイルスの直接接触、飛まつ感染、空気感染によって感染する 発 疹 性の病気です。潜伏期間は、通常13日から17日です。特徴的な 発 疹 が主症状でかゆみを伴います。最初は斑点状 丘 疹 、その後3日から4日は水疱で、最後は顆 粒 状の痂皮(かさぶた)を残し、間もなく、かさぶたは脱落して治癒します。

水痘ワクチンについて
 水痘ワクチンは、水痘・帯状 疱 疹 ウイルスを弱毒化してつくった生ワクチンです。現在国内では乾燥弱毒生水痘ワクチン(以下、水痘ワクチン)が用いられています。
重い副反応としては、アナフィラキシー様症状…(1)、急性血小板減少性紫斑病等…(2)があります。
(1)接種後30分以内に出現する呼吸困難やじんましんなどをともなう重いアレルギー反応のこと
(2)血液中の血小板数が減少し、出血が止まりにくくなり、さらに減少すると紫斑が現れる
このような症状が認められたり、疑われた場合は、すぐに医師に申し出てください。

予防接種を受けたあとの注意事項について
 予防接種を受けたあと30分間は、接種医療機関でお子さまの様子を観察するか、先生とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応はこの間におこることがあります。
 接種後、24時間は副反応の出現に注意しましょう。
 入浴は差し支えありませんが、わざと注射した部位をこすることはやめましょう。
 接種当日はいつも通りの生活で差し支えありませんが、はげしい運動はさけましょう。