アイキャッチ家事・育児・介護が女性の仕事になっていませんか?

最近は男性が家事・育児・介護をされる方も増えてきていますが、やはり家庭生活の中で、家事・育児・介護などで女性にかかる負担が多く、固定的な役割分担意識が根強く残っています。その意識は、幼少時代からすり込まれているケースもあります。 男性は外で仕事をする、女性は家で家庭を守るという固定的な役割分担意識を変えて、男女が相互に協力し合う関係を築いていくことでみんながいきいきと毎日が過ごせるようになるのではないでしょうか。


アイキャッチ固定的な役割分担意識のない家庭づくり 
●家事や育児などしてもらって当たり前と思うのはやめて、いつも感謝の気持ちを忘れずに生活しましょう。
● 男女ともに家事・育児・介護を担う能力をつけるために、子どもたちにもお手伝いを習慣づけましょう。
●日ごろから、社会的性別(ジェンダー)にとらわれない知識と理解をもって子どもたちと接しましょう。
●お互いが自立したうえで、助け合う関係をつくりましょう。

アイキャッチお互いの人格を尊重した家庭づくり
●家庭内労働を認識し、お互いの知識と能力を活かした役割分担をすることで自立できる体制をつくりましょう。
●家庭内でも個人のプライバシーは守り、情報の共有を図るため話し合いの時間を多くもちましょう。 

アイキャッチ 様々な分野の政策の立案・決定など男性だけでしていませんか?

男女共同参画社会を実現するためには、いろいろな政策の方針の立案・決定の場で男女双方の意見が反映されていることが重要です。町の各種審議会等における女性委員の割合はまだまだ低い状態にあります。この背景には、「女性自身が指導的立場につくことに対して消極的である」「女性が政策の立案・決定などについて責任をもつことを嫌う」「女性が意見を言える雰囲気ではないし、言っても通らない」など委員になりたがらないのには様々な理由があり、固定的な役割分担意識が今も存在しています。男性・女性どちらの意見も反映された、すべての人がいきいきと暮らせる地域にしていくためには女性の参画が必要です。女性が参画するためには、家庭における家事・育児・介護の負担が軽減され、それぞれの審議会などで女性の登用を意図的に図るような仕組みづくりが必要となります。公的機関はもちろんですが、自治会など地域の中でも女性の登用をしていきましょう。

アイキャッチ男女共同参画は職場の中から 

 お茶くみ、掃除など今も女性だけがしていませんか?育児・介護休業、育児のための休暇など女性だけしか取得できないということはありませんか?これは女性の仕事、これは男性の仕事という固定的な役割分担意識によって仕事をしていませんか?セクハラ、パワハラ、マタハラなどのハラスメントはありませんか?これらのことが変わるには、制度が整備されることはもちろん必要ですが、それだけではなく、制度を使えるまわりの雰囲気が大切なのではないでしょうか。仕事が忙しいのはみんな同じですが、お互いに思いやる気持ちをもって助け合うことができれば、ワーク・ライフ・バランスの現実と希望を近づけることができます。これはだれでもできることです。仕事と生活の調和が実現した社会になれば、男性、女性ともに働きやすく日々の生活も楽しく暮らすことができるのではないでしょうか。