水道水の濁りについて
 すべての町民の皆様に安心して飲んでいただけるきれいで安全な水道水を安定して供給してすることを最優先に日々水道事業に取り組んでおりますが、突発的な事故等により水道水に濁りが発生することがあります。水道の現状、濁りの特徴と対策についてご説明します。
【現状】
 岩美町の水道は上水道と簡易水道の2種類があります。いづれも下の図のように水源から汲み上げて塩素による滅菌を施したうえで各家庭へ配水しています。
配水の範囲
上水道

東・浦富・網代・田後・大岩・本庄の6地区と岩常

簡易水道 小田(岩常除く)・岩井・蒲生の3地区
水源
上水道 恩志・陸上の2箇所
簡易水道 岩井・長谷・鳥越・延興寺・池谷の5箇所
水道水の流れ図
水道水が濁っている場合
【黒褐色に濁る場合】
漏水や水道工事などで、水道管内の圧力や水量、流れる方向などが変化すると、水道管の内側に付着しているマンガンの粒が水に流されて黒褐色に濁ることがあります。黒褐色の水がひどいときには飲用をひかえてください。また、洗濯物にマンガンの粒子が付着することがありますのでご注意ください。
※恩志水源の水にはマンガンが水質基準値の半分程度含まれています。微量であっても長い年月の間には水道管の内側にマンガン含む層が付着してしまいます。
(マンガンの性質) 体内に多量に入ると中毒症状を起こす有害物質となりますが、ごく微量は生体にとって必要なミネラルです。恩志水源の水には1リットルあたり0.026ミリグラム含まれています。水質基準は1リットルあたり0.05ミリグラム以下です。
【白色に濁る場合】
水道管の中に白い空気がかき回されて無数の小さな泡になり、その泡が白く濁って見えているためです。水を透き通った容器にとり、しばらくして下のほうから泡が消えてきれいな澄んだ水になる場合は問題ありません。時間が長く経過しても濁りが消えないときは役場環境水道課までご連絡ください。